株式会社ワイキューブラボ
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β本町橋

やりたい人がチャレンジできる水辺のまちづくり拠点「β本町橋」

2021年、東横堀川にかかる本町橋の袂にβ本町橋はオープンしました。
ワイキューブ・ラボは、一般社団法人 水辺ラボのまちづくり担当メンバーとして、
β本町橋の運営に参画しています。

Background 背景

生きたプランニングのために運営の実践が必要。

まちづくりコンサルタントの仕事は、提案・計画など事前の準備が中心で、実装されてからの運営に継続的に携わる機会はあまりありません。さまざまなプロジェクトに関わらせていただくなかで、いいプランニングができた!と思っても、運営する人ときちんとイメージが共有できなければ、プランニング通りの風景が描けないという限界を感じていました。また、運営しながら計画をブラッシュアップしないと、まちが生き生きとした状態を持続するのが難しいという課題も見えてきました。

代表杉本は、コンサルタント1年目に仕事で立ち上げに携わった東横堀川水辺再生協議会(eーよこ会)に、その後もボランティアで関わり続けていました。東横堀川のまちと人が好きになり、第二のふるさとのように感じていたからです。そんな東横堀川で2019年、大阪市が「本町橋SASEにぎわい創造拠点創出・管理運営事業」の公募をスタートしました。水辺に想いを持って関わり続けてきたeーよこ会の人たちにとって、新しい水辺の拠点ができるのは嬉しいものの、東横堀川らしい拠点になるのか、地域活動とにぎわい事業がうまく融合できるのか、不安に感じる部分もありました。そこで、これまでの活動の文脈を引き継いで拠点運営事業にチャレンジしようというeーよこ会の有志が集まり、一般社団法人水辺ラボを立ち上げました。

ワイキューブ・ラボも、eーよこ会と想いを同じくし、またコンサルタントとして感じていた課題の解決にもトライすべく、一般社団法人水辺ラボに参加することを決めました。

Idea アイデア

「やりたい人がチャレンジできる水辺」を作りたい。

シンボルイヤー「水都大阪2009」の時、eーよこ会は水辺に川舞台を設置し、いろいろな人に水辺を使ってもらう社会実験をしました。高速道路が覆う東横堀川ですが、実際にその空間を使ってみると居心地のよさを体感することができ、またいろんな人が出入りすることでまちの風景が変わっていくことを、みんなで実感したのです。

そこで、一般社団法人水辺ラボは「本町橋SASEにぎわい創造拠点創出・管理運営事業」の公募に対して、多様な主体がチャレンジできる仕組みをつくり、運営する事業を提案しました。独占排他的に事業を実施するのではなく、いろんな人の活動や事業が集まることで、まちと水辺に新しい価値を生み出していく拠点施設です。

さらに、そこで生み出された利益は事業の出資者に再分配するのではなく、地域に還元することで、水辺やそこに関わる人を持続的に育てる「まちづくりのエンジン」とすることを目的にしました。公共空間への民間活力の導入というと、これまでは経済的利益を公共空間の維持管理に還元することを目的としたものがほとんどでしたが、新しい公共空間の民間活用モデルを提案したのです。

Action アクション

みんなの実験基地「β本町橋」

このアイデアが採択され、2021年、東横堀川の本町橋の袂に水辺のまちづくり拠点「β本町橋」が誕生しました。「β(ベータ)」とは、「実験中」「未完成」という意味で、常に誰かがここでチャレンジし、さまざまな活動やアイデア、関係性が生まれ、進化し続ける場にしたいという想いを込めました。

β本町橋は、一般社団法人水辺ラボのアイデアに共感してくれた株式会社大希産業・一般社団法人日本シティサップ協会・株式会社グロリアとともに共同事業体を作って運営しています。大阪市と20年間の事業協定を結ぶことで、民間事業者が公園に施設を整備し、河川水面を活用することができています。レンタルスペースやカフェダイニング、シェアオフィス、マリーナなどを運営しながら、日常的に公園や水辺の見守りやお世話も行なっています。

さらには2023年、東横堀川のまちづくりエンジンとしての機能アップを目指し、行政や関係者とともに東横堀川水辺プラットフォーム検討会の運営もスタートしました。

β本町橋は、今日も実験中。あなたもβ本町橋で、やってみたいことにチャレンジしてみませんか?

 

β本町橋HPはこちら▶︎https://hommachibashi.jp/